Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

庭の照明がとても大切なわけ

申し訳ないことをしたのかもしれない。

入居して1週間ほどたったある日、庭をぐるりと囲む壁沿いに照明が取り付けられていることに気づいた。家にもどってスイッチを探したら、玄関近くの壁に発見。夜になって入れてみたらとても明るかった。

照明が有難い理由はふたつある。ひとつは毒ヘビが入りこんでも発見しやすく、ペニーを(リードつきで)歩かせるときの安全性が飛躍的に向上する。

もうひとつはドロボーテロリストのたぐいの侵入を防ぎやすくなる。いろんな意味で狙われやすい家なので、門の外に警備員が常駐し、昼も夜も2~3時間ごとに敷地内を一周して見回ってくれている。ところが最初のころわたちたちはライトの存在に気づかず点灯していなかったので、警備員さんは暗がりのなか懐中電灯を頼りに巡視を行っていた。

だが、わたしがライトを点けるようになって以降は、夜明けに警備員さんが消灯してくれ、夕方わたしが点け忘れているときは点灯してくれるようになった。スイッチは家の外壁にもついていたのだ。想像するに警備員さんは、新しい住人が夜間の庭照明を嫌がらないことが確認できるまで遠慮して待っていてくれていたのではないか。そういう奥ゆかしさがラオス人にはあるような気がする。

ところで警備員の小屋が家の前にあることは、事前にグーグルマップで見て知っていた。小屋といっても屋根の下に椅子を置いただけの粗末なもので、くそ暑いなか蚊とも戦いながら24時間態勢でがんばる彼らのことは、いくら仕事だとはいえ申し訳なく思った。

ところがビエンチャンに来てみると、小屋はエアコンつきの立派なものに置き換わっていてくりびつてんぎょういたおどろ。アルミサッシの窓を閉めれば蚊に悩まされることもない。職場環境は比べものにならないほど向上したことだろう。

ちなみにわたしがグーグルマップで見た粗末な小屋の写真は2014年のものだった。変化の遅い地域ほどグーグルマップの更新も遅くなる。このことはビエンチャンの現状について多くを物語っているように思う。

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