バンコクから北東に3時間ほど行ったところに、ゴーンケーオ自然観察路がある(ビエンチャンからは8時間😂)。
「北海道」へ行った翌日、訪ねてみた。けっこうな山岳地帯で、急な上り坂が続き、緑深く、沿道には「象が横切ります」「コブラが横切ります」といった看板が見られ、良い意味での緊張感が生まれてくる。
サルはたくさんいた。

毛が美しい。
ガキどもが無邪気に遊ぶさまは、拙者の小学生時代を彷彿とさせる。学校の裏山に課外授業で入ったとき、枝につかまってビヨーンビヨーンしてたら「台湾ザル」というあだ名をもらったのである。

ビジターセンターの駐車場を出発し、1~2kmの自然観察路(入場無料)をめぐるほか、夜間のサファリツアーもある。
ひとり300バーツ(約1500円)を払ってトラックに乗り込む。

運転席にはオトッツァン、荷台にはガイドを務めるオカッツァン。息を合わせてクルマを進めたり停めたりする。
シカはいくらでもいるんだが、日本と比べて体格がふたまわり大きく、その雄大さは心地よい。

そのほかネコ科のウンピョウ、性格が穏やかなマレーグマなどが暮らしているが、わたしたちの一番のお目当てはゾウだった。
だが運悪くゾウに出くわすことはなく、こればっかりは仕方ないよね・・・と首を振りながらツアーの最終盤にさしかかったとき、ガイドさんが急に騒ぎ出した。
「がうー!がうー!」と言いながら、はるかかなたの斜面にライトを向ける。
そこにいたのはガウルという野牛の群れだった。

ガウルは世界に140種ほどいる野生のウシのなかで最も体格雄大で、1,000kgに達する個体もあるという。
このときは20頭ほどの群れが草を食んでいた。ガイドさんによれば、ガウルが姿を見せることはとても珍しく、しかもこれだけの頭数を一度に目撃するのは「あたしも初めてなのよぉ~!」と大興奮、妻の腰をガッキと抱き込みピョンピョン飛び跳ね跳びながら、しきりに目元をぬぐっていた。感動しすぎ。
「これだけ喜んではんねんから、よっぽど珍しいんやろなあ」
「ゾウには会えなかったけど、功徳をほどこしたみたいでえーやん?」
そう語り合いながらナイトツアーを終えたのであった。

駐車場にもどると、数台のツアー車両と客たちがガヤガヤしているところへヤマアラシがトコトコ歩いてきた。目の前で見るのは初めてのわたしたちを喜ばせてくれた。
このゴーンケーオ自然観察路は、カオヤイ国立公園の中にあり、レンジャーによってきっちり管理されているから、うるさい土産物屋とかはなく、素朴な自然に包まれている感が強くてGOOD。
バンコクからの旅におすすめです。
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