ラオスで迎える三度目の乾期(11〜2月)。
気温が低く、湿度も下がっていてたいへん過ごしやすい。東南アジアにも、ちゃんと「快適」な状態が存在するのかと驚いたものだ。
とはいえ日中の最高気温が28℃を超えることは珍しくなく、エアコンを止めたことは一度もなかった。先週末までは。
金曜日の朝、リビングに下りた瞬間、鳥肌が立った。慌ててエアコンを停止。設定温度は26℃だったが、どうやらそれ以下に下がった外気を全力で冷やしていたらしい。

この日のビエンチャンは「最高24℃」の予報だった。ペニーのエサ一回分を賭けてもいいが、実際には20℃を一度も超えなかった。
なんかおかしい。
いや、「ちょっと」おかしい、ではない。
ラオスで寒さに震えながらエアコンを切る朝、というのは、少なくとも想定されていなかった未来だ。
これも世界的な異常気象の一端か。
南太平洋を漂流する世界最大級の氷山A-23aは溶け、崩壊が進み、完全消滅へのカウントダウンが始まっている。

一方で、地球温暖化など嘘だと言い切る権力者は世界に何人もいて、それに賛同する巨大資本も元気いっぱいだ。石油は今日もぼうぼうと燃え、森は今日もせっせと消えていく。
氷山が溶けようが、季節が狂おうが、経済は「想定内」で回し続けなければならない。地球の体調不良など、四半期決算の前ではだいたい軽症扱いだ。
そう考えているうちに、ペニーが丸くなってこちらを見ていた。寒いのかと尋ねたら、たぶんそうだという顔をしている。
もしかすると異常なのは気候だけではない。異常を異常として受け取れなくなっている、人類のほうかもしれない。
今日が来たんだから明日も来るだろう・・・
そう思ってやり過ごそうとしている。

外は寒い。
エアコンは止まっている。
世界は、今日も平常運転中。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。