Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

T花君のこと

N党を率いてきたT花君がついに逮捕された。いずれそうなるだろうと多くのひとが思っていただろう。NHKをぶっ潰すという目的の達成が思うほど容易ではないことがわかるにつれ、彼はいろんなアヤシイ人物に接近し、巻き込みながら政治パワーの維持に汗をかいてきた。政界の軽業師というイメージがすっかり板についてしまった。

T花君は最初からこういう人間だったのか。90年代、彼がNHKで総務の仕事をしていたころ、何度か接触する機会があった。わたしは大き目のプロジェクトの担当ディレクターで、普段とはちがうヒトモノカネの動かし方をする必要があったことから、総務部のお世話になっていたのだ。

T花君は実に有能だった。難題を前にしてもぐずぐず言うことなく、明るくハキハキと仕事をこなすだけでなく、こちらの要望の1歩先まで考えて提案してくれるような前向きなタイプ。わたしはずいぶん助けられた。

その有能さゆえ、T花君はオリンピック放送の担当部署に引っ張られた。五輪放送は何百人ものスタッフが海外に出向き、放送設備を設営し、取材し、放送計画を立て、途切れなく番組を供給する一大プロジェクトだけに、縁の下を支える総務スタッフにも優秀な人材を揃えたく、当時のスポーツ報道のトップがT君を名指しで五輪プロジェクトに迎え入れたのだった。

そこでT花君が見たものは、五輪放送権料の支払いをめぐる「NHKの不正経理」であり、その件を内部告発 → 自身の不正経理により懲戒処分 → 依願退職 → パチンコで生計を立てながらフリージャーナリストとしてNHKを告発 → 政界に打って出るという展開になったことは皆さまご存じのとおり。

パチンコ時代に YouTube を始めたT君は、目をぎらぎらさせながらハイテンションでNHKを告発し始めた。あれほど有能で一所懸命だった職員が(いや有能で一所懸命だったからこそ)組織への恨みに身を焦し、一生をかけて復讐を果たそうとしている。地獄絵図が始まったな --- そう溜息をついたものだ。今後のT花君がどうなるか知らないが、「普通の暮らし」に戻ることはないだろうという確信はある。

いつになく重々しいヘリコプターの音がして、窓に駆け寄った。

なんじゃこりゃ?!

仕事がらこういう情報がしっかり頭に入っている妻は、「独立50周年(12月2日)の盛大な空中パレードの練習じゃない?あるいは愛子さま訪ラオ(11月17日から)との関連?」と即座に類推。

だが彼女は、わたしが昭和40年頃に目にしていたアドバルーンを思い出していたことには気づいていない(笑)

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