記憶障害が起き、脳梗塞が疑われ、究明に全力をあげてきた2週間。
結論から言いますとですね、死ぬまでアスピリンを飲み続けることになりました。
これを飲むと血液がサラサラになり、脳血管の血栓のリスクを下げることができる。
ちょっとした傷でも出血が止まりにくくなるとかいった問題はあるが、脳梗塞よりはずっといいでしょって話。
この結論を得るため、バンコクの病院で最終的な検査を受けた。首の血管(頸動脈)に超音波を当ててじっくり調べてもらった(以下の青文字、飛ばしてくださってけっこうです)。
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血管壁が厚くなっていないかを確認します。健康な人の内中膜複合体(血管壁)の厚さは$1mm$未満ですが、これを超えると動脈硬化が進んでいる可能性が高まります。
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血管壁に、コレステロールなどが蓄積した「プラーク」ができていないかを調べます。プラークの大きさや形状、硬さなどを把握し、脳梗塞の原因となる血栓のもとになっていないかを確認します。
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プラークによって血管が狭くなっている部分があれば、その程度を測定します。
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狭窄部分の血流速度などを確認し、脳への血流が妨げられていないかを評価します。
要するに血液と血管の両方に脳梗塞のリスクがどれくらい見られるかを判定するもの。その結果、めちゃヤバイわけではないが、アスピリンの服用が妥当な予防措置だと医師から勧められた。
死ぬまでクスリを飲む人間になるなんて考えたことなかったし、こうやって名実ともに高齢者の仲間入りをするなんてクソおもしろくもないが、わたしは100歳くらいまで生き延びてピンピンコロリする義務を負っており、お薬ヤダヤダなんて言ってられない。

ただしアスピリンを飲んだからといってわたしの場合、脳梗塞のリスクが3%から1%に下がるというだけでのことで、根本的な解決にはならない。
医師から与えられた課題。
① コレステロール値を100まで下げる
② 血圧を130以下に保つ
③ 上記を達成するための運動
このうち①は超人的に難しいと思う。普通の健康人ですら100なんていうひとはまずいない。生半可な努力では達成不能。なんでこんなに厳しい数字を求められるかというと、動脈硬化が進んでいて壊れやすいからだになっているから。
むかしタバコを吸っていたこと、正気の沙汰とは思えない労働時間で体をさんざんに傷めつけたこと、夜中に帰宅して夕飯を食いながら大量飲酒していたこと、むかし護国神社のお賽銭をぬす運動ぎらいで怠惰なおっさんであったことが悔やまれてならない。
いよいよ心を入れ替えるときが来た。手遅れでないことを祈りつつ、目標達成にむけて頑張ろうと思う。
(ちなみにお賽銭の件は冗談😁)
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