Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

原因不明

2~3時間まえまでの自分の行動を覚えていない短期の記憶障害

ビエンチャンの病院に急行し血液と尿の検査をしたが、特に異常はみとめられず、脳の混乱の原因は不明。少なからず怯えながら就寝し、起きるなり測った血圧が170。ちなみにあてくしは125ぐらいのひと。

すぐに妻勤務先の医務室に出向き、医官と面談したところ、「すでにタイの病院に話をつけ、そこまでの車両を手配してある」という手回しのよさ。さっさと行ってCTスキャンなりMRIなりで精密検査しろと。

国境を越えクルマで1時間半の饂飩谷、そこで最大の病院へ駆け込んでMRI。主に脳血管の詰まりや破損の有無を調べる。

やたらに動物キャラの絆創膏を貼ってくる(タイあるある)

救急外来の医師「MRIでは異常が見られなかった」

夜になって登場した脳神経科医「同上」

ありがとう。それじゃなんで記憶障害が起きたのか。ちなみにわたしの症状は「一過性全健忘(TGA)」が疑われ、その原因は「海馬という大脳側頭葉にある記憶や学習能力に関わる脳器官の機能が一時的にショート」したことと考えられているが、詳しいメカニズムは未解明。

ちなみにTGAは、アルコールの過剰摂取や特定の薬・鎮静薬の服用、違法薬物の使用、精神的・肉体的なストレス、急な感情の高まりなどをきっかけに発症することがあるというが、自覚する限りわたしはこれに該当しない。

医師は今回の症状をTGAが一番疑わしいと言っていたが、そのほかの可能性がゼロというわけじゃない。

一過性脳虚血発作(TIA)の疑いも捨てきれない。TIAは脳の血管が一時的に詰まり、脳梗塞と同じような症状が起こる病気で、24時間以内に症状が自然に消失するとはいうものの、TIA発症後には脳梗塞を発症するリスクが非常に高いといい、油断ならない。

そんなわけで経過観察が必要といわれ、いろんなケーブルにつながれた状態で2泊3日を病室で過ごした。

学生のときバイト先でトラックから落ちてきた重量物の下敷きになり、1泊入院して以来のこと。ついにこんな歳になってしまったのかと情けなかったよう。

入院記念写真(もちろんお粥)

帰宅して4日目。家で普通に過ごしているが、正体不明のヤマイが体内をうごめいている可能性を考えると気分が落ち着かない。近いうちにバンコクの病院で詳しい検査を受けることになりそう。

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