家具付きアパートとはいえ最低限のものしか揃っておらず、自分たちほんらいの過ごし方ができるわけではないから、2週間、3週間と過ごすうちにストレスが溜まってくるのがわかる。
国外の任地に出た者は、悪い意味で「国際人」になってしまうことを防ぐため、定期的に帰国して営業日20日以上を過ごし、「良き米国人」の感覚を取り戻すことが義務付けられている。
以前に書いたように飛行機代は政府が出してくれるが、滞在費は自腹。家具付きアパートとレンタカーだけで100万円ほど出ていくので、できるならテントで野宿したいくらいのもんだが、いま永住者の身分で警察とややこしくなったりすると即刻グリーンカード没収&国外退去のリスクマシマシの世情だから、泣きながら立派なマンションで過ごしている。
パソコンで仕事中、姿勢を変えたり立ち上がったりするのに椅子が動いてしまうものだが、そのたび「気をつけろ!」という警告が脳内に鳴り響く。
気づかぬうちにペニーが椅子の下でぺったり伏せていることがあり、間違っても脚を踏み潰すことがあってはならない・・・という生活習慣。昼間の遠い雷鳴にぶるぶるし始めたらサンダーシャツを着せスリングに入れてしっかり抱っこ、YouTube のリラックス音楽を聴かせるとすぐに落ち着いてくれる毎日がなつかしい。こんなところで何やってんだろ。
ビエンチャンに帰ったら帰ったで、かなり憂鬱な問題を抱えており、妻はほんとに運が悪いと思う。これはヒドイと職場のすべてのひとが口をそろえる。たったひとりを除いて。これについては慎重に時機を見て、書くことがあるかもしれない。
1号はどんなことがあっても2号の味方だし、ペニーも100%味方だし、こわいものなんてひとつもない。と信じたい。
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