久しぶりにアメリカのスーパーに入ったら、ある品物が増殖していた。
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バーベキューなどで使うソース。ある日系人が祖母の手作りソースを BACHAN'S と名付けて売り出したものだ。わたしたちがこのソースの存在を知ったのは3年ほど前のことで、そのころは1種類かせいぜい2種類しかなかったと思うが、今回見てみたら6種類もあった。ご商売順調でなにより。
そのときカツーン、カツーンという音が店内に響きはじめた。いったい何?!
それはチャリンコをかついだお兄さんの靴音だった。サイクリング専用靴の靴底には自転車のペダルにしっかり噛みわせる突起がついていて、それがカツーン、カツーンの音源。
にしてもなんでチャリンコを担いでる?やっぱり盗難防止だろうな。店外に駐輪すればあっという間に盗まれる。見ればずいぶん高そうな自転車で、こんなおいしそうなやつは盗難防止のロックなど軽々と破られてしまう。
ラオスにも泥棒はいるが、アメリカの泥棒なんていちいち犯罪あつかいもされないほどありふれた存在。台所に出たゴキブリくらいのインパクト。こういうのはアメリカンドリームの影として目をつぶるべきものと思ってきたが、アメリカンドリームそのものがずいぶんアヤシクなってきた現在、こうした生活環境をどう見ればいいのか。これからアメリカはどうなっていくのか。
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