Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

機内でふけっていたこと

羽田からワシントンDCまではユナイテッド航空。離陸の直前、その日チェックインするゲストへの自動発信メッセージ(←民泊の話な)が送られていないことに気づいた。

死ぬほど慌てた。

チェックインの朝、玄関の開錠方法を記したメッセージが送られることになっており、それがなければ入館できない。宿泊にともなうトラブルのうち、そもそも入館すらできず右往左往させられたゲストは、宿への目線が厳しくなりがち。そのうえホストにSOSを出してもなかなか返事がなかったら、評価★4個どころか3個しかもらえなくても驚かない。

去年の開業以来まちがいなく送られてきた自動メッセージが、この日に限って止まっている。髪の毛を逆立てた拙者は、まもなくチェックインするゲストに「タイヘンモウシワケナシ、アンショウバンゴウハ〇〇〇〇ナリ」と送るのが精一杯。まもなくユナイテッド航空804便は離陸し、太平洋をまたぐ旅が始まった。

もちろん、これで目出度しめでたしとはならない。自動メッセージのシステムに何が起きているのか、ゲストはチェックインできたのか、なにか質問は来ていないか、事態をフォローする必要がある。

そこに最強の助っ人が現れた。アメリカの電話会社Tモバイルの機内 Wi-Fi サービス。

同社の携帯電話ユーザーであれば、無料で Wi-Fi が使えることが判明。しかも到着までたっぷり。手続きのサイトに電話番号を入力したらすぐに開通。これでトラブルへの対処がじゅうぶんにできただけでなく、メール送受信やニュースサイトの巡回など(さすがに動画サイトは無理だが)ネット利用にふけっていた。年間1400ドルのTモバイル料金を、ほんの少し取り戻した気分。

もうひとつ、大事なことがあった。米国籍を持たない者は入国時に難癖をつけられ、最悪のばあい国外退去を命じられるケースが今年になって頻発している。そうなったときは移民問題が得意の弁護士に連絡をつけるところからすべてが始まる。

出発前に妻が調べておいた複数の弁護士情報をスクショ。ややこしい電話は妻がしてくれるのが常道だが、ふたりが引き離されてしまったら独力でやるしかない。

入国できたのかって?

おかげさまで無事に。

パスポートコントロールで「お前のように長期間国外にいたやつは、再入国許可が必要(その許可は米国内でしかとれない)」と言われたが、公務で国外にいた者の家族はそのかぎりではなく、そのことを示す書類を妻がびしっと提示したらゴニョゴニョ言いながら引き下がってくれた。

以前にサンフランシスコで入国したときは別部屋に連れ込まれ、ルールの知識が乏しいくせに自説を曲げようとしない無能職員にひどい目に遭わされたが、そうならなくてよかった。

これから4週間、どんなアメリカの姿を見ることになるのか。

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