Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

これは助かる!

イヌを日本に連れていく(行政用語では輸入といいましゅ)ための手続きは、控えめに言ってもたいへんで、農水省動物検疫所から以下の手順を示されて呼吸が浅くなったひとも少なくないのでは。

日本は狂犬病ゼロの「清浄国」だが、世界の大半の地域はそうではないから、清浄を守るため厳格なルールが必要なんやね。めんどくさいけどしゃーない。

輸入許可をもらうためには、

①入国の時点で有効な狂犬病予防注射を受けていること

②イヌの血液に一定値以上の抗体があること

をクリアする必要がある。

問題は、一連の手続きをイチから始めると、どんなに急いでも日本への入国までに最低でも7か月かかること。だから飼い主さんは、日本への出発を遅らせたり、家族の誰かが現地に残ったりすることが少なくない。

一方でペニーの場合は、今すぐ手続きを始めれば40日ちょっとで日本に行くことができる。

まず予防注射は、過去にアメリカ → ベルギー → アメリカ → ラオスと移動するたび、切れ目なく受けてきており、最新のやつは来年6月まで有効。

抗体価はベルギーで22年4月に検査を受け、たいへん良好な結果だったが、残念なことに有効期限が2年間であるため、このたび新たに検査する必要あり(すぐにできる)

ここで問題になるのが、抗体検査後の「輸出前待機期間180日」というやつ。これは狂犬病の潜伏期間に相当する。ほんとのほんとに狂犬病の心配がないことが確認されたら入国が許されるわけだが、これこそが「最低でも7か月」かかる主な要因。

ところがペニーは、何年も前から切れ目なく予防注射をしているので180日待機は必要なしとのお墨付きを検疫所からいただいた。到着の40日前までに届けを出しておく必要があり、どうしても1月ちょっとはかかることになるが、「最低でも7か月」と比べれば天国。

と大喜びしている理由は、言わずと知れたアノ問題。妻の担務を本省で統括する部局が実質的に取り潰しになるなど、じわじわ包囲網が狭まっている感があり、最悪のケースではこの夏に解雇される可能性も視野に入ってきた。クビになったら即刻ラオスから出なくちゃならんだろう。だからペニーの件が最短距離で進むのは大歓迎。

「ま、よろしくね~」

なんで行先が日本かって? まだそう決めたわけではなく、候補として検討中。検討すべきことが多すぎて脳みそシビれてますけど(笑)

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