いのちの洗濯をしにバンコクへやってきた。1週間の休みだが、妻はパソコン仕事が山ほどあるうえ職場の今後を占う情報交換に忙しく、観光に出歩く暇も体力もないからステーケーション。
日程の前半を日航ホテルで過ごしたあと、リッツカールトンに移ってきた。年末に開業したばかりで知名度が低いせいか、旧正月の観光シーズンだというのに比較的空いている。
このクソ高いホテルで、ラウンジが使える上層階はひときわお高く、専用ロビーのある23階からの眺めは贅沢のきわみ。
うちはこんなところに出入りする身分ではないが、旅行関係に強いクレジットカードのポイントが鬼貯まりしていたのを吐き出したらなんとか手が届いた。
調度品はハイエンドなものが使われており、バスローブがサウナかってほど暑いのに驚かされたほかは、高級店の佇まいとしてご立派。
お高そうなソープ類を見た民宿おやじの頭をよぎるのは、いくら大きなボトルにしておいても〇国人や◯本人は自前の容器を持ち込み中身をごっそり抜き取っていくことがあるというギョーカイの噂。うちは庶民的なやつだからだいじょぶやけど。
ラウンジでぱゃぱしゃ撮影するのはかっこ悪いから写真はないが、サービス品質について2点気づいたことがある。
朝食、午後のお茶とケーキ、夜の軽食とお酒のサービス全般について言えることだが、このレベルのホテルとしては選択肢が少なくて驚いた。食べ物の味は悪くない。
もうひとつは、フロアスタッフの仕事ぶりの拙さ。マニュアルどおりに客をかまうのは最初のほうだけで、少し暇になると片隅に集まってべちゃくちゃ無駄話に余念なく、食べ終わった皿がテーブルに積まれていようが飲み物が空になっていようが放ったらかしというのは、場末の食堂と変わりがない。 開業間もないからしょうがない部分はあると思うが、どんどんスキルアップしていかなきゃね。がんばれー。
そんなこーきゅーラウンジで妻は予定どおりパソコンに向かいっぱなしで頑張っていた。ときおりため息をついては、体じゅうからエネルギーが抜けていくのがわかるわぁなどとつぶやく。
暗い話になってしまった。書くべきことを書かないでいるこっちも体に毒がまわるようで気分が悪い。
その意味では、帰宅してもペニーでいのちの洗濯ができるんだから恵まれている。
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