成田空港から杉並区へ移動するのに、どんでもないルートを選んだ。以下の4路線を乗り継いできたわけだが、首都圏住みの皆さんは線路のつながりをちゃんとイメージできるだろうか。
15:29 成田空港発 京成本線快速
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京成高砂から京成押上線に乗り入れ
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押上スカイツリー前から都営地下鉄浅草線に乗り入れ
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浅草橋でJR中央総武線に乗り換え
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17:41 荻窪着
成田空港に着いた旅行者は、たいていオレンジ色の特急でまっすぐ東京へ向かうが、わたしは青色の京成本線を使った。ごく普通の生活列車。そしてひどく遠回りである。
ただし、わたしが選んだ電車は京成本線から京成押上線へと乗り入れ、さらに地下鉄浅草線へと直通で乗り入れるやつだったから、始発駅で座ったままぼーっとしているだけで東京・浅草の乗り換え駅に着いてしまった。
そこで1回だけ乗り換えをして、これまたぼーっと座っているだけで目的地・荻窪に着く省エネ走法。特急と比べて40分ほど余計にかかったが、私が成田に着いたときは特急の「谷間」にさしかかっており、それを待っているうちに普通列車とたいして変わらない時間になるところだった。
運賃は下記のとおりで、特急を使えば3000円前後かかるところ、財布にも優しい移動になった。
<京成999円+都営地下鉄178円+JR318円=1,495円>
こういう線路のつながり・・・たとえば成田空港で乗った京成線が都営地下鉄浅草線の西馬込まで直通で行ってしまう利便性を、首都圏住みの皆さんはどれくらい理解しているだろうか。
千葉県の土地勘がないうえ、十数年前に日本を離れたわたしは、京成電車がこんなふうに使えるなんて夢にも思ったことがなく、ただ NAVITAIME のいうことを聞いただけ。そしてネットのサービスの恩恵に浴しているのはインバウンド客も同じ。
これ、津田沼や船橋に向かう電車だよ。外国人旅行者だらけで驚いた。ネット情報をたよりにリーズナブルな移動方法を見つけているのだろう。
わたしはわたしで、江戸川を渡りながら「寅さんの葛飾柴又はここからしばらく行ったとこ」とか、「おおスカイツリー初めて近くから見たわ」などと感動。特急列車とは一味ちがう旅になった。
以上、東京住みでもなかなかわからない最近の電車事情。
ペニーは妻と楽しく過ごしてます。お留守番はたいへんだけど、1日置きに家政婦さんが来るしねー。
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