日本へ大事な書類を送るとき、ちょっとした覚悟が必要だった。ふだんはアメリカ政府が自前で運営する国際郵便システムを利用しているが、今回は40数ページもあり重量制限にひっかかってしまう。小分けにして送るという性格のものでもないので、別の方法を考える必要がある。
DHLという世界的な運送会社がほんとに世界的だなあと思うのは、ラオスにも支店があるから。わーすげっ、さすがDHLと喜んだのも束の間、何もかもがユルイこの国から間違いなく発送されていくのかどうか、心配になってしまった。紛失でもされた日には、半年か1年かけて書類を集める罰ゲームの再開じゃあ。
そうはいっても他に方法が思いつかなかったので、DHLビエンチャン支店へ出かけた。
発送伝票にカキコして兄ちゃんに渡したら、それを見ながらシステムに入力していくんだけど、わたしの名前と住所をしっかり間違えていた。
それでも宛先の情報がちゃんと入っていれば届くには届くんだろうけどさ、そこにも問題があった。宛先の郵便番号が「わが社のシステムに入ってないんだけど、おたく間違ってない?」というのだ。
たまたま持参していた宛先(年金事務所)の封筒を見せて「ほらね」とやってみたら、兄ちゃんたら首をかしげながらこう言った。
それ、アップデートされてないんじゃないっすか?
ラオスはどうだか知らんけど日本じゃある住所の郵便番号がいつのまにか変わってるなんてことは起きない・・・とまでは言わなかったが、静かにスマホを取り出して年金機構のサイトにある正しい郵便番号を見せ、とにかくなんとかしてちょーだいませませとお願いしながら、ラオスでDHLを使おうと思った自分の浅はかさを呪ったのである。
結局、数字が1個だけ違う隣の町内の郵便番号を入力すると同時に、所在地名の末尾に正しい郵便番号を書き添えてもらうことになった。
これだけやっておけば、そもそも大量の郵便物が出入りする年金事務所が「どこだかわからねえ」なんて東京のDHLは言わないだろう。
この郵便番号問題はDHLのシステムの問題だと思う。だけど、わたしの名前と住所をちゃんと入力できないユルイ仕事ぶりを見るにつけ、どんなアクシデントが待ち受けているのやら・・・と溜息をついたのであーる。
ペニーさんには昨夜びっくり仰天の事態があったんだけど、それについてはあらためて。
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