Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

飼い犬殺しのあの人物

【本日、正面から語るに値しない小者の名前は小文字で表記する。だからちゃんと読めなくても気にしないでね】

米国政治史上、最も品性下劣かつ唯一の重罪犯として知られる(多くのアメリカ人はもう気にしていないようだが)大統領により国土安全保障省の長官に任命されたのは、動物を見境なく殺すことで知られるあの人物

あれほどカンタンにペットを殺せるひとが国家安全保障をになうんだから、こいつちょいテロリストぽくね?ってくらいでアラブ系アメリカ人を処刑するような「大活躍」を見せてくれるかもしれない。

このクリスティ・ノエムというサウスダコタ州のホマレは、動物殺しの件をドヤ顔でアピールしたせいで副大統領候補からは外された(トランプ自身は動物殺しなど屁とも思っていないだろう)ものの、以前からトランプへの忠誠心を熱心にアピールしてきた努力が実りめでたく入閣の運びとなった。

一方で、国家安全保障の機関として最大の国防総省は、長年フォックスニュース(笑)の司会者をつとめてきたピート・ヘグゼスなる人物を長官として迎えることになった。

ヘグゼスは、軍務経験こそあるものの若いうちに退役したから、軍上層部の思考や動きについての実務経験はない。8年間フォックスで与太話を垂れ流してきただけの半玄人である。トランプへの忠誠心をがんがんアピールすることで政府中枢にひょいと入りこんだ。

このようにして個人への忠誠度により政治機構を作り上げるトランプ方式は、北朝鮮となんら変わるところはない。そして北朝鮮よりもっと危ないのは、長官クラスをはじめとする重職に、セキュリティクリアランスを経ていない人物をどんどん据えようとしていること。世界のならず者国家と薄暗いつながりのあるネズミどもが政府に入りこみ、アメリカの利益と安全を食いつぶしていこうとしている。

これから世界はトランプの「目に見える政策」に一喜一憂していくことになるわけだが、そういうのはいってみれば4年間ガマンすれば済む話。一方で、目に見えないところで進んでいくアメリカ国家の腐食は、ゆく先々に重いツケをまわしていくだろう。

それがアメリカだけの問題じゃないってこと、みなさんご存じだよね?

これから世界は大混乱におちいる。戦争も起きるだろう。それについては500円賭けてもいいと思っている。

人間界に悪い風が吹き出したころ、ペニーさんもちょっとワルイ顔をしてみせた。

苦笑いしたときのハリソン・フォード似だと思うんだが、どうかね。実際には唇の内側が乾いて歯に引っかかっているだけだと思うが、ちょっともしかしてペニーさん「ふふふ、ちゃんと生きてるぜノエムさんよ」とか言ってる?

こういう時代だからこそ、ワンコの無邪気な姿に癒されるのは贅沢の極みでありますね。

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