ホテルインディゴ犬山有楽苑に泊まった。
駐車場からのアプローチがとても長く、高そう~!なイメージもあるが、一番お安い部屋が2万円台だから、リーズナブルといっていいだろう。
このホテルの売りは国宝犬山城を間近に見上げるロケーション。
景色だけではなく食事も豪華。というか、宿泊料に見合わないくらい高かった。
ビール(小瓶)の一番安い銘柄が・・・
1400円。
小ぶりなピザが・・・
2800円。
ちょこんと盛られたスパゲッティは・・・
3200円。
うちは普段こういう食事はしないが、今回はドル高に加え、国内の宿泊市場の実態を見ておきたいと思い体験してみた。けど高いよなあ。インディゴの運営会社はイギリスに本社があるらしく、日本企業とは違う発想でインバウンド客からギリギリまで搾り取る方針なのかもしれないね。知らんけど。
国宝は城だけじゃなく、ホテルの敷地内にある戦国時代の茶室のひとつが国宝、別のやつが重要文化財という、たいへん贅沢な見学を楽しむこともできる。
そうした優雅な流れを汲んでのことだろう、ホテルの前庭ひとつをとっても日本の伝統美が作りこまれていた。
しゃがみこんだスタッフが何をしているのかというと、苔にはさまった落ち葉などのゴミをピンセットで取り除いでいた。世界に誇るジャパン品質。けちな民泊亭主も、このピンセットから学ぶべきことは多いだろう。
さて、ここまで来て本題。このホテルはペットOKなのである。
おーべーでは特に珍しくもないことだが、日本でペットOKの高級ホテルは数えるほどしかないだろう。日本人はペットを可愛がる個人はたくさんいるが、社会としてペットを受容する気風は希薄。そこへ宿泊業界の黒船がどんどん入ってきて、ペット同伴という選択肢を提示することにより、業界は変わっていくのかもしれない。
ホテルインディゴ犬山有楽苑では、車椅子の御婦人がワンコと一緒にチェックインし、ニコニコと幸せそうにしておられた。こういう楽しみを提供できる施設の人気がじわじわ上がっていくことは間違いないだろな。
うちもペット可にしたいけど、和室(畳・障子・ふすま・掛け軸など)の破損リスクが高すぎて、ペット料金を万単位にしないと引き合わない。金額的にカバーできたとしても、一棟貸しの物件では、修復が済むまでゲストを泊められず、キャンセルしてもらうしかなく、それは受け入れられない。
というわけでペット可のホテルへの応援歌は、あくまで飼い主目線のお気持ち表明。
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