素焼きのフィルターで濾すだけでお酒がまろやかに変身!
という宣伝文句に惹かれ、ずいぶん長く悩んだ末に買ってみた。
結論からいうと、ほんとにまろやかになります。
ただし条件があってデスネ・・・
というとっておき情報(笑)の前に、ざっと製品紹介。
世の中にはお酒用のセラミックフィルターが複数あるようだが、わたしが買ったのは 金の雫という有難いお名前がついている。
宣伝文句によればーー
長崎県の波佐見で陶芸生活50年以上の作家がつくり出す逸品。
お酒を熟成されたようなまろやかな口あたりに変えます。
デイリーワインやお手頃価格の日本酒、少し癖の強い焼酎などに最適です。
「デイリーワイン」
「お手頃価格の日本酒」
持って回った言い方だが、要するに安いお酒のこと。安ものほど酸化防止剤など添加物が舌を刺す傾向にあるわけだが、それなら添加物を濾し取っちゃえというのがこのフィルター。
我が家には珍しくいつものように安い酒があったので、試してみた。アメリカでは(日本でも?)安ワインのチャンピオンとして知られるカルロ・ロッシ、そのサングリアを濾してみた。
舌を刺す成分がウソのように消え、すっかりまろやかになった。間違いなく効果あり。
ただし条件があってデスネ・・・
高くて芳醇なお酒をこれで濾すと、個性が消え去ってただの安酒になってしまうらしい。そりゃそうだろ。安酒を濾したときですら、舌は刺さなくなるけどちょっとぼんやりした酒になったかなと思うくらいなので。
韓国の庶民的な酒でも試してみたが、これはちょっと相性よくないかも。かなり甘い酒なんだけど、そこから舌を刺す成分を取り除いてしまうと、酒ではなく単なる甘い液体になってしまうようで、気分が上がらない(アルコールは取り除かないから酔うけどね)。
もともとわたしがこのフィルターを試してみたくなったのは、海外で買う日本酒が目の玉飛び出るほど高いから。手が出るのは2リットル入りの箱の酒だったりして、でもそういうのはどういう味だかよく知ってるからねえ・・・2リットル飲む度胸はなく、せめてセラミックフィルターの「まろやかマジック」を試してみるかと思ったわけ。
あ、金の雫の効能として、
少し酸化されたワインやヒネ香が出始めた日本酒の雑味を抑える作用
というのもあるそうで、広く酒飲みの需要に応えるものらしい。
物好きな方はどうぞ。てか父の日・母の日プレゼント的な?早く死ねって感じになっちゃう?
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