ルアンプラバンは街ごと世界遺産の景勝地だが、食いだおれの街としても知られており、フランス料理をふくむいろんなグルメ(と徒歩で楽しめるコンパクトな旧市街)を楽しむため毎月ビエンチャンから通ってくるひともいるのだそう。
うちはそんな熱心にはなれないが、うまいものが嫌いではない。ホテルのすぐ前にはフードパーク(日本語でいえば屋台村)が開かれており、めちゃくちゃに賑わっている。
手始めにここを試すという案もあったが、空いたテーブルが見つからず、たまにあっても尋常じゃない汚れにまみれていたり椅子がなかったり、そんなサタデーナイトの生存競争を乗り切る元気は出てこなかった。
まずは評判のよいレストランから始めようと、歩き出す。街はラオス風と仏領インドシナ時代のフレンチテイストが入り混じったエキゾチックな佇まい。
物価の安さのせいで生活コストがかからず、ここに「沈没」する外国人が多いというのも実にうなずける話。ええ感じやなあと言い交わしながら15分ほど歩き、目当てのレストランに到着したが、予約なしではとても入れない盛況ぶりを見て引き返すことになった。足も疲れていたし、どんどん夜が更けていくので、超特急でホテル方面へ戻るため、トゥクトゥクを調達。
わたしにとっては人生初トゥクトゥク。子供のころから南アジア、中央アジア、中東にかけての生活経験のある妻は何度も利用したというが、事故ったら軽く投げ出されてしまうこうした乗り物はちょっと緊張するね。今回は道が狭いぶん運転が慎重で、恐怖は感じなかったけど。
人気レストランをあきらめてやってきたのは、さっきの屋台村。世界のいろんな料理があるなかで目を引いたのがこれだぁ。
ロクなことにならんぞこーゆーのとわたしは否定的だったが、勇敢な妻がこれを購入。それに生春巻き、トッポギ、チキン唐揚げを加え、ビール2本、韓国の酒、ペプシをそえて僅か15ドルの晩餐@ホテル部屋ときたもんだ。
不思議にと言ったら叱られるだろうが、どれも美味しかった。タコ焼きは実はイカ焼きだったこと以外はとてもよく調理されており、東南アジアの秘境じみた土地で食うにしては上出来のB級グルメ。ラオスの食い物は水準高いです。
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