Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

役所の〇〇の壁

民泊開業の手続きを始めたばかりのころ、書類の作り方を教わるため役所を訪ねたときのこと。

宿泊者が使用する部屋のすべての面積を書いて出す必要があったんだけど、そこに爆笑の落とし穴が待っていた。

部屋によって計算法が違うのだ。

たとえば寝室の面積は壁芯という方法で算出する。ざっくりいえば、壁と柱の中心線の内側を部屋とするもの。

ただし壁には厚みがあるから、実際の部屋の面積は下図のようになる。この算出方法を内法(ナイホウじゃないぞウチノリ)という。

で、寝室以外のリビングルームや台所などの面積は内法で計算しなければならない。

同じ宿泊者が使うのに、部屋によって面積の出し方が違うことに大した理由はなく、たとえばの話だが、片方は保健衛生の法律により、別の片方は消防法により規制されているから算出法が違うなんてことかもしれない。

理由を役所のひとに尋ねたところ、たまさかそうなっているだけで、すべてを内法で計算しようが壁芯で計算しようが誰かが困るわけじゃなく、要するに融通のきかないお役所仕事の産物であることがよくわかった。

不幸な生い立ちだってことはわかるけどさ、こういうトリッキーな芸を要求されると素人さん困っちゃうんだよね。部屋だってすべてが正方形・長方形なわけじゃないし。

こんな奇妙で無駄でめんどくさい作業、市民感覚からすればヤメチマエって話だが、法律が出てくるとどうすることもできないってことで。

ペニーは1号が去って人間がひとりなったぶん2号(妻)への精神的な依存が深まっているようで、以前には見せなかった甘ったれちゃんになっているらしい。スマホカメラを通して「ペニーちゃん!」と呼びかけると耳ぴょこぴょこさせて反応はするが、画面に映った物体が1号とは認識できないらしく、結果ストレスを感じている様子。ごめんね。だけどついつい呼びかけちゃうんだよ。

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