Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

キツネが出た!危ない?

アパート管理室からの一斉メールによれば、近所でキツネが目撃されたという。

行政機関に連絡して野生動物担当官が派遣されることになったというが、この地域でキツネはどれほど珍しいのだろう。もともと点在する森に棲んでいるものが、食料不足などの事情により街へ出てきたのか。イヌの散歩などで出歩くときは十分に注意しろとメールは警告しているが、わたしは自分の心配よりキツネの心配が先に立ってしまう。

てかさ、仮にペニーとの散歩中にキツネに出会ったとして、それは危険なことなんだろうか。よほど驚かせたりしないかぎり、向こうから攻撃してくるっていうイメージないが、野性動物を甘く見るな?まあキツネは狂犬病の可能性があるから、油断するつもりはまったくないけど。

キツネが出た界隈

いつも言うことなんだけど、大地はもともと野生生物のものであり、そこに人間が入りこんで畑を作ったりコンクリートを流し込んで街を作ったりして、土地を独占してきた。そこへ何かの拍子で立ち入ってきた動物を危険だとか害獣だとかいって排除するのって、人間の利益を守るうえでは当然の行為だが、高~あいところから見れば傲慢なふるいまいだと思う。そうするなと言っているんじゃなく、どういうことをしているのかわかっておきたいねという話。人間は存在そのものが「反自然」という意識をもたずやりたい放題やってると、自然から大きなしっぺがえしをくらう。というかかなり大きいやつをくらいつつある。

「警戒対象」にされちゃったキツネは思っているにちがいない。

お前らが絶滅したって、俺たちは生き残ってみせるよ。

生き残るどころか人類が滅びたあとの地球は、美しさと豊かさを劇的なスピードで取り戻し、動植物の大繁栄を見るだろう。

なのでわたしは、散歩中にキツネと遭遇することがあったら、ゴメンネゴメンネーと詫びながら静かに退散してこようと思っている。

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