前回予告したように、クリスマスパーティーに行ってきた。この種の催し物会場の定番となっている義妹宅は、小学生の息子ちゃんのための飾りつけ+プロジェクター投射がほどこしてあった。
よほどの邸宅でもないかぎり前庭なんてものが存在しない日本から来ると、この程度でもすげえと思うのだから他愛ない。
ひと月前の感謝祭と同じ七面鳥だけどごめんねーと言われたが、バスケットボール大の肉をさばく義妹ダンナはちょっと勇ましかった。
アメリカの男性はね、これがちゃんとできるようにならなくちゃいけないのと妻。そんなことは映画で見て知っているわたしは、こう切り返した。
「ふん。ニッポンの男だって鍋奉行をきっちりやっておるぞ」
されども善戦むなしく「鍋なんて材料入れるだけじゃん~」と女性軍に鼻で笑われて論戦終了。
そんなことよりドイツ駐在が長かった一家には、クリスマス飾りのしっかりしたやつが多い。
クリスマスマーケットをじっくり探索すれば、ひとつ、またひとつといい物が見つかるのだろう。わたしたちは2年でも短いと思っていたブリュッセル暮らしがあっけなく1年で終わってしまい、こういう楽しみを十分に味わえなかった。
使い捨てじゃないアドベントカレンダーってのを初めて見た。
うちのやつは紙製の使い捨てだが、本来はしっかりとした木製で、季節性の家具みたいなもんなんやね。24個のプレゼントを用意する親の手間は別として、いいもんだねえこういうの。
さて、この日ここにいた6人のアメリカ人男性のうち5人は、そろってテレビに釘付けになっていた。
アメフト中継。スーパーボウルでもあるまいに、ひとんちにお呼ばれしたときまでテレビにかじりつく必要はないと思うのだが、やっぱり必要あるんだね。
アメリカ男はフットボール好き。妻の親父さんは「おれ一回だけ野球場で観戦したことあるんだけど、えらい退屈やった」といい、たまたまその試合がノーヒットノーラン寸前までいく一方的なゲームだったからというのはあるが、アメフトにはそういうリスクがほぼゼロといってよく、安定して楽しめることは否定できない。
それにしても夢中になりすぎやろお前ら・・・
優しく苦笑する大相撲好きであった。
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