アメリカの電話番号から中国語のメッセージが届いた。以前からチャイニーズ詐欺師からの迷惑電話を受けていたので、これもそのたぐいだろうと思って捨ておいていたら、2時間ほどたってまた来た。
最初のメッセージ
「こんにちは、趙先生。私の子犬は今少し病気のようなんですが、助けてもらえませんか?」
2時間後、子犬の写真を添えて
「趙先生、悪化しているような気がします」
表情を曇らせたチビ助。見知らぬ相手にかかわればマズイことになるという懸念はあったが、このまま放っておいたらあかんのやないかな気持ちになり、とりあえずこう返信。
「コメンね、これ趙先生のナンバーじゃなんだ」
そこから珍妙なやりとりが始まった。
「確かに違う番号を入力し、間違って送信してしまいました!本当に申し訳ありません でした。気づかせてくれて有難う。さもなければ私は愚かにも待ち続けているところだった」
「いいんだよ。うまくいきますように!」
「ご丁寧に有難うございます。 あなたは中国の方ですか?」
「いいえ、わたしは日本人。グーグル翻訳のおかげ(で会話できてる)」
「有難うございます。あなたはとても素敵な日本人で、光栄に思います」
「そう。日本人にもたまにいいヤツがいるんだぜ 」
「あなたは本当に素敵な人です」
「ありがとう!あなたの子犬のことを祈っています!」
「ありがとうございました。毎日がハッピーでラッキーでありますように」
以上、草の根国際交流の一幕。ちなみに
「日本人にもたまにいいヤツがいるんだぜ 」
に込められた気持ちをご理解いただけただろうか
韓国にしてもそうだが、国どうしはいろいろあっても、人間どうしが顔を合わせれば穏やかに楽しく過ごせるってことをわたしは信じたい。
次はどの言語の間違いメッセージが来るかねえ。
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