向かいのアパートに清掃業者が入ってからしばらくして、4階建てのビルすべてが空き家になっていることに気づいた。1階から3階までは人が住んでいたのに、いつの間にか姿を消している。
住人のなかには週末となれば朝から缶ビール片手にビルの出入り口にちょこんと座り込み、夏場はズボンのみ着用、見事な太鼓腹まるだしで友達と語らう様子を夜更けまで見ることが常で、移民労働者が多い界隈ならではの風景だった。
そのおっちゃんもどこかへ出ていき、アパートはこれからどうなるのか。もしかしたら本格的に手を入れてグレードアップし、これまでの2倍の家賃を設定してホワイトカラーを呼び込むのかもしれない。
アメリカでもそういう風景を見てきた。ワシントンDCの北東部は昔から黒人居住区として知られ、レンガ造りの古い住宅がずらりと並んでいたが、近年はどんどん取り壊されてガラス張りの美しいマンションが建ち、高額な家賃を払える白人の街になりつつある。
似たようなことがブリュッセルでも起きつつあるのか。10年後にここへ来たらどんな景色になっているのだろうか。
「入れ替わり」はわが家でも起きている。野菜の一掃だ。
8月に種を蒔いて から順調に育っていたが、プランターの土に有機培養土を追加して以降カビや虫害が出るようになり、それは水耕栽培装置の作物にもおよんだ。
仕方がないので我が家農園をしばらく閉鎖し、虫が完全に姿を消すのを待ってから再開することにした。
ハラペーニョはこんなに採れちゃたけどね。
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例外はトマトで、葉っぱが強いせいか被害がなかったので、引き続きがんばってもらっている。
これからどんどん実が増え、赤くなっていくだろう。楽しみやなあ。
なお有機培養土については、どれも危険だといっているわけではなく、ベルギーで買ったあるブランドを室内で使うのは具合よくないかもというだけの話。購入を考えているひとはお店のひとなどに尋ねてみてください。
ところでペニーさんが大好きなこのニンジンは・・・
買ってきたやつです。
わが家農園でニンジン栽培は難しいかもね~
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