このカレー、ほんとは別のたんぱく質を入れようと思っていたんだが、納豆に変更。
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とりあえずメチャうまかった。
ちかごろのわが家納豆は製造担当者のスキルアップにより豆やわらかく、糸引きまくりの良品が続いている。初期はカレーに入れると「ただの豆」になり下がっていたものだが、今ではカレーぜんたいに粘りを行き渡らせ、堂々と鍋を支配するようになった。
と自慢しておいての話だが、今回の製造には失敗があった。
発酵過程のどこかで雑菌が入ったらしく、そいつらがつくったアンモニア臭が出ちまった。
そうならないよう容器をはじめ時折さしこむ温度計などしっかり消毒することが製造者のつとめなのであるが、どこかで油断が生じたらしい。
げげげー、今回いつもより豆を増量してたくさん作ったのに。泣く泣く全量廃棄する場面を思っただけで目まいがするほどだった。
だが幸いにしてアンモニア臭はそれほど強くはなく、ググると「時間がたてば臭いはある程度飛ぶ」とか「わさびが消してくれる」いった情報があり、そもそも毒ではないから気にせず食べられるレベルになればOKという話らしい。
今回たまたまカレーをつくることになり、最初はひき肉か魚を入れるつもりだったのが、納豆いけんじゃね?な気分になり実行してみた。
発酵を終えた直後とくらべて、一晩冷蔵して臭いが少し収まったこともあるのだろう、カレー作戦は大成功をおさめた。
食後に坊さんビール(南ドイツ・バイエルン州のベネディクト会修道院で400年前に製造が始まった)を一杯。
わが家でのビール評価はドイツ産よりもベルギー産に軍配を上げることが多く、それはドイツビールの味が一般に田舎臭い(そこが魅力でもある)からだが、これはフルーティーですっきりしていた。
ドイツの良品、外国人からうらやましがられることの多いジャパニーズカレー、自家製納豆。
なんと豪華な食卓であることか。
ちなみにペニーさんはチーズと同じくらい納豆が好きで、からだが震えるくらい食べたがります。
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