Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

あのことのあった翌日

朝の散歩中にざあっと降りだし、慌てて帰宅。

ペニーには雨合羽を着せていなかったので、途中から抱き上げ、覆いかぶさるようにして歩くが、降りは強まるばかりでペニーが見る見る濡れていく。

なのでこうしてみた。

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視界をふさがれたペニーだが、濡れさえしなければなんでもOKな子なので、家に着くまでたいへん大人しくしてくれた。

すれちがうひとのうち、ふたりが微笑みを、ひとりが爆笑を送ってくれた。

それと、昨日のもやもやが少しばかり晴れた。

同じところに女性がいたのを見て、大急ぎでスーパーに飛び込み、買い物でくずしたお金を差し上げた。

それとチョコクロワッサンに水ボトル。

「メルシ...」と、はにかむような彼女の笑顔を一瞬見ただけだが、栄養失調と思われるむくみがなければ美人といってよく(もちろん容姿はこの件とは無関係だが)、なにより知性を感じさせる面立ちだった。

わたしは見ていた。彼女が自分の座ったあたりの歩道のゴミを拾う姿を。

ブリュッセルの下町、タバコの吸い殻や空き缶、食べかすから排泄物までなんでも落ちている歩道上で清掃員でもないひとがゴミを拾う姿は、まさに掃きだめの鶴。

こういう心がけのひとであっても・・・

人の世の不条理をいっそう恨めしく思うのである。

気持ちがぱあーっと明るくならないのは低気圧のせいで体調すぐれないからだろう。

午後はリンゴでも食って一休みするか。

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