Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

フランス飯ジゴク(アミアンにて)

ブリュッセルを出発して1時間ほどでフランスに入った。

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偉大なる農業国家に敷かれたハイウエイを駆け、わたしたちはアミアンに到着。

すでに夕方だったので、腹ごしらえを急いだ。

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せっかくだからフランスらしいものを食したく、レビューで高評価のレストランに席をとる。

ちなみにウエイトレスからはいの一番にワクチン接種証明書の提示を求められ、アプリのQRコードをピッしてもらって着席。

まずはシードルをなみなみと注ぐ。

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甘くはなく、さらりとした飲み味がたいへんよろしい。フランスのシードルの本場はもうちょっと西の方らしいが、このあたりでもカフェでビールではなくこっちを聞し召す紳士淑女が多いもよう。

チーズとサラミのオードブルが来た。

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数種類のチーズはどれもクリーミーかつ芳醇で、とんでもなくうまい。フランス人はたとえばオランダのチーズを「黄色くて丸いのがたった1種類でしょ?」と馬鹿にしつつ自国のバリエーション豊かなチーズを誇るところがあり、けっこう嫌味な連中ではあるのだが、やっぱりフランスのチーズはすごいのだと今回のオードブルを賞味しながら痛感させられたごめんなさい。

だがこのチーズ、悪魔のようにうまいだけでなく、サラミと合わせて食えば体重2キロ増まちがいなしという地獄からの使者まちがいなしの食い物ではある。えらいところへ来てしまった。

続いて出てきたご自慢のガレットは、これまた地獄からのお誘いだった。

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こってこてのベーコン、チーズ、とろーり卵がぐいぐいと食道を下り、胃袋をめりめりと拡張させていく。妻は先月のドイツ旅行で太った太ったと嘆き、このところ節制を尽くしているが、そうした努力をものの30分で粉砕する恐ろしさがフランスにはある。

ドイツの料理にそうした魔力はなかった。どこへ行ってもシュニッツェルといえば語弊があるものの、まあそんな感じで素材も調理もバリエーションに乏しく、全体に田舎臭いことは多くのひとが認めるだろう。

フランスという地獄の釜の蓋が、いま開け放たれた。

どないすんねん。

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