またドイツへ行ったんだけど、その件は明日以降にまとめるとして、帰路に立ち寄ったルーベンの公園でのこと。
Kessel-Lo Provincial Domain というこの公園は、広大な広場の中央にどう見ても人為的な小丘があり、わたしの目には古墳すなわちお墓にしか見えないのだが、不謹慎なベルギー人どもはこれによじ登ったり滑り台とりつけて子供を遊ばせたりと狼藉のかぎりをつくしている。
その奥の林を抜けると池というには大きすぎ、湖というに小ぶりな水面があって、ぐるりと周回することができる。
なんというリッチな散歩。自転車ともよくすれちがう。
水鳥のなかにはカイツブリの仲間とも見えるやつがいて、どちらかといえば南方系だったと記憶しているのが、このあたりにも棲んでいるのか。
茂みのそばを歩いていたら不意に強い香りがして(←これは妻。わたしはアレルギー性鼻炎で鼻が利かない)、あざやかな色が目に飛び込んでくる。
この投稿をInstagramで見る
友人から「ブッドレア」との指摘あり、蝶を呼ぶ花木と呼ばれるのだそうだが、実際そこらに咲くブッドレアすべてに蝶がとまっていた。
ただ、アジア、南北アメリカ、アフリカに分布とされるこの木がベルギーにもあるのには何かもっともな理由があるのだろうか。
公園の森は実りの時期を迎えているのか、ぷくぷくとした美しい果実が目をひく。
最初「南天?」と思いながら近寄っていったら、実の透明感や葉のかたちがブドウぽい。もしも食べれるのだったら惜しいことしたかも。
この公園で有難かったのは、一部がドッグパークになっていること。
ペニーは大好きな棒投げを初めてのリードなしでのびのびと楽しんでいた。棒の飛距離が長いからか、かなり興奮。
そこへいきなり登場したのが、でっかいバーニーズちゃん。
ペニーはテンションが上がっているとき言動が粗暴になるため、どうなることやらと見守っていたら、バーニーズちゃんはとても落ち着いた控えめな態度で接してくる。
そのせいかどうか、ペニーは一度もガウったりすることなく、いい子でご挨拶していた。
直後、別のかなり元気そうな子が入ってきて、ペニーは落ち着いて対応できるかどうか心配したのだが、なんとまあ穏やかに過ごせたこと。
吠えてしまってうまくいかない出会いも多いペニーだが、こうして体験を積み重ねることで落ち着きが出てくればいいなあ。
ちなみに二匹目の子の飼い主さんが、水泳のできるドッグパークを紹介してくれたので、あんまり寒くならないうちに行きたいと思っている。
写真の子はカナヅチだったのが、泳げる子につられてザブーン!した結果、気がついたら泳いでたんだと。
わんこにもいろんなチャンスを与えなければなりませんね。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。