家具などの配置がようやくかたまりつつあるなか(今ごろかい)、ペニーのための環境整備も進めている。
うちはすべての床が木製で、イヌにとって理想的な環境ではない。滑りやすい床上での活動は長いあいだに足腰の関節を傷めるリスクがあるという。
愛犬家のなかにはわんこが遊ぶ部屋にマットやカーペットを敷き詰めるひともいるようだが、うちはペニーの主戦場である居間が無駄に広く(いま測ったら8.6×6.7m)、なかなか難しい。
とりあえず、なるべく大きなカーペットを買ってくることにした。
IKEAで売られているカーペットの最大サイズは2×3m。
たいしたバリエーションがないなかから一番平凡なやつを選び、売り場を去ろうとしたとのとき、わたしの脳裏に邪悪なアイデアが浮かんだ。
(ちょっと待て、半分サイズのを2枚買ったほうが安上がりじゃね・・・?)
確かにその通りだった。ほぼ同じデザインの小さいサイズが売られており、それを2枚並べればカバーできる範囲は同じで、値段は数千円安くあがる。
厳密にいえば十数センチずつ狭くなるが、大きな問題ではない。
継ぎ目がかっこわるくないかと妻が心配していたが、客を招くとき必要に応じて撤去すりゃいいじゃんとわたしが押して2枚買うことになった。
敷いてみた。
左がアメリカのIKEAで買い、ダッカ経由で持ってきたやつ。右が転勤者用住宅に付属しているやつで、奥が新調した2枚。
なんだか無計画に開発された都市みたいな景観だが、ペニーはこれをちゃんと利用している。
ばーっと走ってきてじゃん!と止まったり方向転換するのは必ずカーペットの上で、面積が増えたぶん縦横無尽に暴れまわれるようになった。
ただ、思わぬ誤算があった。
買ってきた2枚のカーペットは間違いなく同じ製品なのだが、サイズが微妙に違う。写真では見切れているが、長辺どうしを並べると4センチの段差ができる。
色と柄(ストライプの間隔)も微妙に違っており、それぞれが異なる時期/工場で作られたものかと想像される。
文句いうつもりはないよ、IKEAだもん。これでわが家のほのぼのとしたお笑いネタがひとつ増えた。
なによりペニーがこの状況を気に入り、より活動的になってくれたことが嬉しい。
あー、経費ケチるからこういうことにとかいう批判はやめてね。2枚案を出したとき「でかいやつは潰しがきかないが、2枚ならまた別の使い方もしやすい」とかいって妻を説得したわたしの立つ瀬がなくなるから(笑)
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