獣医さんから尿路感染症のクスリとともにもらってきたのは虫除け。
背中に塗るやつより効き目がたかく長持ちするという飲み薬。
ペニーにクスリを飲ませるときは必ずおいしいものにくるんでお出しするようにしているが、なんといってもチーズが大好物で、これだと成功率2万%。
今回お出ししたのはただのチーズじゃござんせん。
INTENSE(キョーレツ)とある通り、かなり濃厚な一品。
ペニーさん大張り切り。
虫よけ剤のキョーレツチーズ包み、お口に入った0.5秒後には喉の奥に消えていきました。
これでみんなハッピー。
いやちょっと待て、人間のほうはもうちょっとハッピーになってもいいのでは・・・
と言いながらやってきたのが、とあるレストラン街。
ここ、うちから徒歩5分でとっても便利。
夕食にはちょい早めの時間で、ほとんどのレストランががらんとしているなか、一軒だけ満員御礼に近い店が。
Le Rendez-vous des Artistes などと小洒落た名前の店、ネットのレビューで好評を得ているせいで日本人とかアメリカ人とかそういった連中が大勢おしよせてくるらしいが、どうやら地元民にも愛されているもよう。
ランデヴーの売り物、ムール貝を注文。
たっぷりセロリのだしが香ってたまりません。
殻を開けてびっくり。
ぷるんぷるんの身。口に含めば、こんなジューシーなやつを過去に食べたことがないことに気づかされる。
ずいぶん前に旅行で来たとき、どのガイドブックにも載っている人気店 LEON で食したムール貝はたいそううまかったが、もしかしたらこっちのほうが INTENSE ?
ただしこっちのポテトフライは「完全にフツー」な出来栄えで、LEON の激うまポテトには勝てない。
ご精算タイム(概算)。
一番安いビール 5ユーロ(640円)
ノンアルビール 3ユーロ(380円)
ムール貝 23ユーロ×2(3000円×2)
締めて7000円ほどのディナー。
ついでにいうと、わたしたちは3人の従業員に接したが、みな態度が温かくていい感じで、そのことがレビューでも褒められている。
こんな食事しょっちゅうしてたら破産するが、せっかくブリュッセルにいるんだから月に1回ほどはこうした美味に酔いしれたいもの。
ペニーさん、お留守番ありがとね。
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