Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまブリュッセル(ベルギー)

土足民族の来襲

ここ3週間あまりのうちに8回も土足民族に襲われた。

 

1)引越し

数人の屈強な男たちが乗り込んできて、所せましと歩き回る事案発生。彼らの退去後、すべての床がじゃりじゃりと音を立てた。

 

2)箱の引き取り

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数日後、同じ服を着た男たちが空箱を引き取りにやってきた。玄関ホールより先には一歩も立ち入られることのないよう、準備万端で迎え討ち。梱包材をきっちり詰め込んだ箱を整然と積み上げておいたら「グッドジョブ!」と褒められた。うん、1秒でも早く済ませてもらおうと思ってね。

 

という具合で、行事のたび土足で踏み込まれることに神経をとがらせていた。

だってブリュッセルの地面って汚いんだぜ?イヌの糞だけでもどれだけ踏んづけてからうちへ来てることか。

重いものを扱ったり、屋外との出入りが多い場合、靴を脱げとはいえない。ただ、バングラデシュではそういうとき、靴カバーを着用して対応してくれた。アメリカでは、家で靴を履かない習慣がじわじわ広まりつつあるせいか、お願いすれば状況が許すかぎり脱いでくれた。

ところがベルギーでは(おそらくヨーロッパはどこでもそうだろうが)ここまで経験した範囲では、

「あのー、靴とか脱いでくれたりするのアリかにゃ?」

なんて切り出そうもんなら、路上で全裸になれと言われたかのような顔で睨み返され、にべもなく拒否される。

ああこのひとたち、まだ骨の髄から土足民族なんやなあと思ってあきらめることにした。

 

3)備品チェック

政府から貸与される家具や変圧器などが決まりどおりに揃っているかを調べるため、総務のひとが来た。ブツに貼られたQRコードをチェックしながら、家の隅から隅までお歩きになる。

 

4)家具引き取り

うちでは使わない家具(余剰のベッドや10脚もあったダイニングチェアの一部)を倉庫で保管するため、引き取りに来る。すべてを玄関ホールに集めておきたかったので、ベッドを自分で分解して運ぶなど根性出してみた。

なお、引き取りだけでなく、使用する家具を希望の位置に移動させる作業も含まれていたが、そのために家じゅう歩き回ってほしくなかったのと、大物家具の位置が決まらないと片付けとレイアウトが進まないことから、さっさと自分らで済ませておいた。巨大本棚やら棚つき大型デスクやら、知恵と汗しぼって移動させましたとも。

 

5)取り扱い説明

家電や暖房使い方、ゴミの出し方などを説明しに来てくれた。ちなみに冷蔵庫は、ちょっと強めにすると庫内がガッチガチの氷で覆われ、ちょっと弱めると氷が解けて水浸しになるしろもの。オーブンは設定温度に達したことを知らせるアラームがなく、だいたいOK と思ったら入れるというしろもの。こういう家電ってそろそろ新規更新だったりしないのかねえ・・・?とユルめのウエーブは送っておいた。

 

6)カーテン修理

朝起きたらカーテンが落ちていた。

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長ーいレールにちょんちょんと接着剤をつけただけだったので、ほかのやつも落ちてくるかもしれない。だが予防的にすべて直しておけという要求は通らないし、家じゅうを歩き回ってほしくもないので黙っていた。次回落ちてきたら自分でやろう。

7)防犯装置取り扱い説明

アメリカ政府職員はターゲットになりやすいので、ダッカほどではないが特別な防犯装置がつけてある。解除するには4けたのパスコードが必要なのだが、ここには書かないほうがいいと思って省略。

 

8)ケーブルTV

陽気なイタリア男がたっぷりアヤシイ英語で作業していった。

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バングラデシュの大気汚染にさらされて一度は死にかけたカーペット、しっかり洗って持ってきたのに土足で踏むなっつってんの。もうここまでくると当方も心が鈍感になってるけどな。土足民族が去るたび掃除機やモップがけ頑張ってるし。

 

9)浴室清掃

入居するなりマスターバスルームの黒カビに気づき、クリーニングのやり直しを要求。これは米国政府ではなく、物件の家主の責任で来週やってくれる。居間から寝室を経て浴室までを歩き回られることになるが、これが最後と信じて耐え抜くこととしよう。

 

室内を土足で暮らす習慣は、建物と健康維持のうえでデメリットしかなく、欧米でそれにようやく気付きはじめたのがアメリカ人、21世紀いっぱいぐらいは土足民族であり続けそうなのが欧州人という乱暴きわまりない予測をしている。

逆に、ここらのひとたちは靴脱いでるよという情報があったら是非ご教示いただきたし。文化人類学な興味あるので。

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