市場からの帰り道、渋滞でノロノロ進むクルマから我が女子部に向かって「ピュウイッ!」という口笛が飛んだ。
にこやかに受け流して歩くうち、さっきのクルマが追いついてきて再度の口笛。
妻にはたいへん気の毒ながら、口笛の主の目線はかなり低いところに向けられており、ペニーの愛らしさを讃える意図だったようだ。
妻向けという説を完全否定するものではないが、今回はまあ譲っておくってことでよか?
今回の日曜マーケットは、ブリュッセル最大、ヨーロッパでも3番目の規模をほこるミディ・マーケット。
なるほどその規模はかなりのもので、過去に訪ねた2か所とは比べものにならない広さだった。
店舗が多ければ競争が強まり、よい品が安く手に入るようになる。
ズッキーニ1本、巨大ピーマン2本、大粒イチゴ12個の値段は・・・
2.5ユーロ(330円)。イチゴは十分すぎるほど熟れており、明日のうちには片付けるべしな状態だったから、そのぶん安かったというのはあるだろう。
それではキュウリ12本、ニンジン8本、ぷりっぷりのマッシュルーム12個、Lサイズのアボカド、サクランボひと山のお値段は・・・
6.5ユーロ(860円)。
わたしはパソコンやクルマの高い安いはすぐに判断がつく一方で野菜はいつまでたってもアレなんだけど、妻がいうところでは他のマーケットより歴然と安いらしい。
その意味ではなかなかいいところに引っ越してきたんじゃないか。
ミディ・マーケットには雑貨や衣料品を売る屋台もたくさんあり、陳列台のうえで引っかきまわされるTシャツなんかを見ると、途上国にいるのかと錯覚するほどだが、まあお安くて活気ある感じは悪くない。
そのほか花や観葉植物の店もあり、今回いくつかゲットしてきた。
ぷにぷに多肉植物ちゃん3個でいくらだったでしょう。
10ユーロ(1320円)というのは、ちゃんと長生きさえしてくれたらけっこうお得じゃね?
本来はこれに加えて大型のグリーンをいくつか導入するつもりだが、プランターや土の用意が必要で、その買い物は徒歩ではタイヘンだから困っている。
わが家の誇る女子部が街頭に進出し、ピュウイッ!してきた兄ちゃんおっちゃんをたぶらかしてアッシー君させるってんでどうかな。
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