矛盾感満載のタイトルになってしまった。
どういうことかというと、航空便で送り出していた荷物が届いた。
アメリカからブリュッセルまで標準で4週間と聞いていたのが3週間で着いたのだが、仮住まいのホテルに持ち込まれてもどうにもならんので、アパートへの入居を待って受け取った。
数個の箱を配達するため、バングラデシュだったら4~5人がうじゃうじゃとやってくるところ、さすがに人件費の高い国ではそうもならず、配達人はひとりだった。
8時から9時のあいだに行きます!といわれていたのが10時を過ぎても音沙汰なしだったのはさすがにヨーロッパで、心の狭い拙者いささか面白くなかったのだが、自分と同年配(あとで尋ねたら1級下だった)のおっさんの孤軍奮闘ぶりを見て感じるところあったらしく、いくつか通過するドアを押さえて待ってあげるなどまめまめしく介助していたもよう。
心配だったのは荷物のコンディション。
前回バングラデシュからアメリカへ送った航空貨物のとんでもない状態が再現されなければいいがと案じていたところ、今回は箱が四角いままで届いた。
やれやれ。
バングラデシュからアメリカへ、太平洋を越えた箱はボコボコ。
アメリカからベルギーへ、大西洋を越えた箱は無事。
この壮大なドラマ(笑)のなかに小さな幸せを感じたのであーる。
荷物は衣類や雑貨が主体だったが、パソコン用の液晶モニターや象印湯沸かしポットなど生活に欠かすことのできない道具類が含まれており、もちろん破壊されることを覚悟のうえで入れたわけだが、全員無事に到着してくれた。
ここひと月のあいだ我慢してきた不自由さから、少しだけ解放される。
そのころペニーさんは、新居の一角に快適なポジションを見つけていた。
日の高いうちは居間が、
西日のさす時間帯は玄関ホールが日光浴会場。
平熱が38度台のわんこが日向ぼっこすると、触ったときアチチッてくらい体温が上がっており、こやつらほんとに不思議な生き物。
ペニーさん、あと数日で巨大な船便が着いてモノだらけの家になるけど、君のパラダイスはちゃんと確保するからね。
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