ペニーが首輪を新調しましたー
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ってのを信じたひとは詐欺にひっかかりやすいので気をつけてねー
ってのはえらい失礼な言いぐさだけど、この子はペニーではありません。
ボストンに住むダッチ君。
でもこの子とペニーはDNAの14%が共通しており、人間でいういとこの近さにあるという。
この情報はペニーのDNAを解析してくれた会社のデータベースからもたらされた。前回、「DNA構成が88%一致する子」がいると書いたが、あれは犬種の混ざり具合がよく似ているというだけのことで、ペニーとのあいだに親戚関係はないだろう。
だが今回のダッチ君とペニーはいとこ、またはそれと同等の血縁があるらしい。
興味深いことにダッチ君は、写真で見るかぎりペニーそっくりであるにもかかわらず、なんと純血のミニチュアピンシャーだという。
一方でペニーには43%しかミニピンの血が入っていない。
いったい何が起きたのか。
たとえばブリーダーが保有するミニピンがうっかりミスでどこかのミックス犬とつがってしまい、生まれた子を見て「こりゃいかん」といって捨てた可能性も考えられる。
野良犬ペニーの誕生だ。
この「捨てられた説」を考えるとき不思議なのは、ペニーが純血ダッチ君とこれほど似ているにもかかわらず、ごく幼いころにどうやってミックスと見抜いたのかということ。
逆に、ダッチ君にも謎がある。
彼は純血ミニピンであるにもかかわらず、保護犬だった。
何か問題があってブリーダーに捨てられたのか、無責任な飼い主に捨てられたのか、立派な飼い主さんに不幸があったのか・・・
いま現在のダッチ君に幸せそうな表情を見て、ホッと胸をなでおろすのである。
でもダッチ君とペニーのどっちを選ぶかといわれたら、迷わずペニー。
不思議な性格が好きだし、ミックスの強みで遺伝病の因子がほぼゼロという有難みもありで。
もしもふたりが出会うことがあったら、どんな反応をするだろうか。
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