これまで経験してきたどの引越しよりフクザツなイベントとなっており、けっこう苦労している。
やっぱりモノは妻のものが多いから、仕分けの判断は彼女だのみになりがちで、わたしは主に筋肉労働者としての貢献が求められている。
わけても大変だったのはトレーニングマシンで、重量85kgの機械をばらして箱にぴったり納めていくうち腰や膝がイタタタタ・・・
国際貨物は禁制品や保険のからみで客自身による梱包が許されておらず、引越し業者にやってもらうのが原則とはいえ、機械ものは異様に時間がかかるため、自前でやらせていただける。というか最初に箱から出して組み立てた人間以外には不可能といってよく、こればかりは誰にも任せられない。
ほんとは本もジャンルのほか既読・未読の区別があって自分で箱詰めしたいんだけど、いかんせん箱が事前に来ないからどうしようもない。当日は家じゅうで同時多発的に作業が進むから、自分の気になる箇所にくっついて細かく注文することなんでできないし。
もうね、無事に着いてさえくれれば文句ないから。
てなことをダラダラやっていたら妻が帰宅し、「今からテイラーさん来てサイズ合わせ」といって慌てている。
おとというちへ来てもらったときはサイズ合わせの話なんて出ず、スケジュールからいっても一発納品やむなし、当たるも八卦やなあと言っていたのが、なか1日半で作業を進めてくれたらしい。
着物をワンピースにするやつを試着したら、あっと驚く展開に。
ヒップに引っかかって上がってこねえ(笑)
「おっかしいなぁ、あたしお尻が大きくなったのかしら・・・あっこれ頭からかぶるやつ?!」
となって試してみたんだが、今度は万歳した肩が引っかかって下りてこない。
それでやっと気づきましたよ、背中のファスナーがドレスの一番狭いところ、つまりウエストまでしか来ていない。
それだったらヒップも肩も通るわけないよね。
とテイラーさんに告げたら、オーソリソリソリ■〇&★m※▽と何いってんのかわからんが、とにかく尻の通るワンピースに作りなおしてくれることになった。
一発納品じゃなくてほんとよかった。
もうひとつ、羽織を改造してジャパニーズ風味のジャケットにするプロジェクトは、袖を三角形にするだけの簡単なもので、こんなふうになった。
ぱっと見、西洋ものにも見えるが、背中の紋が和装テイスト全開アイテム。
とりあえずこのようにしてはみたものの、妻自身「どういうふうに使おうか、今んとこイメージ湧いてないのよー」と首をひねっている。
生地はかなりいいものなので、どこかで生かせればいいなと思っている。
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