Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

画商の店に駆け込んだ理由

自宅隔離が終わり、妻は何度か出勤したものの、わたしは外出する機会がなかった。

別に出かけたいわけじゃないが、この週末は用事があり、初めて街へ出た。

 
 
 
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子犬はいつでもどこも無邪気なもの。

だが人間どもは心なしか不機嫌な顔が目立つような。 

病気と経済の不安が大きいからなあ。

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そんな世情を横目に見ながら、わたしたちは富裕層や外国人が集まる店へ到着。

画商というやつでありますな。

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前々からダッカにいるうちにやろうと思っていたことがあったのだが、そろそろ実行に移そうかというタイミングでアメリカへの退避となり、今回ぎりぎりのタイミングで戻ってきた。

ここで依頼したのは額縁づくり。 

どういうデザインにするのか、サンプルを当てながら悩むことしきり。

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持ち込んだのは、中東で手に入れたタペストリー、ロンドンで買ったインテリア用の写真、妻の卒業証書など。

アメリカには大学院などの卒業証書を立派な額縁に入れ、誇らしげに壁にかける風習があるが、博士号ならともかく修士号程度でドヤ顔したくねえという妻は、基本しまっておくだけのつもりらしい。

だが、厚紙にはさんだだけの状態で引越しを繰り返せば、どこかで大きなダメージを受けるだろう。証書はただの紙っ切れではあるけれど、自分の努力の証として大切に思うのであれば、しっかりとした額縁に入れておけという話になった。

額縁のオーダーメイドなんて先進国では結構なお値段になるらしい(やったことない)が、バングラデシュでは安上がりだという。

今回、100×80センチでけっこう手の込んだやつでも4000円ほどに収まったのは、ずいぶんお得だったと思う。

 

さて、ギャラリーへ来ると欲が出てしまう。

縁あって暮らした土地のことを思い出させてくれる逸品があれば手に入れておきたい。

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結婚以来、ずっと仮住まいの意識で暮らしてきて、経済的にも不安定だったため、美術品の購入なんてまったく視野に入ってこなかった。

ここらでひとつええじゃろか・・・

ってんで2枚ばかり買ってしまった。

そのうち1枚は上の写真に写ってるよー(笑)

無事ブリュッセルに送ることができたら、壁に飾ってご紹介いたしやす。

今回、なんかちょっと一人前になったみたいで嬉しかった。

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