Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

大空を翔けながらあの映画にシビレる

成田からダッカへの移動には、安全のため人口密度の低いビジネスクラスを使った。

いきなりシンガポール航空の悪口から入ることをお許し願いたい(誰に?!)のだが、この会社は荷物の重量制限がケチくさい。

ビジネスだというのに1個20kgというのは世界中を見渡したとき最悪レベル。

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たとえばANAの国際線は32kg(×2個)で、アメリカ-東京は64kgまで許されたのが、シンガポール航空の東京-ダッカに合わせて40kgに抑えるしかなかった。

旅行というよりは移住という感じのわたしたちにとって、これはけっこう悲しいことで、おまけにわたしは器の小さな人間として知られており、こうしてウラミゴトを書き連ねるわけだ。

 

旅は快適だった。

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食事は1回のサーブで済ませるよう変更されており(そういえばANAは前菜2回の合計3回で、あれはどう評価すべきか)、見た目エコノミーと変わりなかったけれど、安定のおいしさだったと思う。

 

映画のメニューを見ていたら、思いがけず寅さん映画の最新作を見つけて速攻で視聴。

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「とかく土地土地のお兄いさん、お姐えさんに御厄介かけがちなる若造でござんす」

今回は、甥っ子の満男の「恋と愛」をめぐる物語を綴りながら、過去49作における寅さんの実らぬ恋の軌跡をなぞっていく。

数々のマドンナのなかで最も寅さんとの関係が深かった「あのひと」が、寅次郎の欠点・弱点をまるまるひっくるめて愛してくれていたことがはっきりと描かれ、たいていの寅ファンはわかっていたことながら、たがいの気持ちの深さを思って涙が止まらないのである。

ちょっと中抜きして結論じみたことを言うならこの映画は、

人生のすべての瞬間を、大真面目に、手を抜かず、力の限りに生きているのかどうか。

をわたしたちに問うているような気がした。

 

やっぱそれだよなぁ寅さん映画のミリキわぁ・・・

と滂沱の涙を流しながら視聴を終えヘッドフォンを外したとき、機内のあまりの静けさに気づいた。

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乗客わずか数人。繰り返し鼻水をすする音がご同席のお兄いさんお姐えさん方に筒抜けだったのではと顔を赤らめ。

 

機長はじめ乗務員が気合を入れて飛んだからだろう、機は定刻より50分ほど早くチャンギ国際空港に着陸。

それからイロイロあって・・・

 
 
 
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「(ターミナル間移動のための)スカイトレインが止まってるから遠いわよー」などと言われながら重い荷物を背負い、蒸し暑い空港を延々と歩いて消耗を深めながらダッカ行きに乗り継ぎ、なんとか帰ってまいりました。

ある駐在員さんからは、クロゼットの中身がすべてカビだらけだったといったホラーストーリーを聞いていたが、わが家はどうだったのかといえば・・・

いかん、超眠い。 

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