久しぶりに眼医者へ行った。
緑内障のリスクが増大しているかどうかを調べる検診。
緑内障で視野が狭まると、クルマの運転が危険になるなど生活に支障をきたす。
わたしの場合、視神経の一部が劣化する症状(視神経乳頭陥凹拡大)が3年前にあらわれ、これが悪化すると緑内障になるため、経過観察をしてきた。
眼医者へ行って驚いたことがある。
入口で体温をはかり、案内された椅子には「消毒済」というプレートが置いてあり、診察室につながる通路は一方通行になっている。廊下ですれ違うだけでも「密」というわけだ。
手厚い配慮はありがたい。だが、おそらくコロナのせいで重要な検査がスキップされてしまった。
視野の広さをチェックするもので、直径数十センチの半球の内側を覗き込み、あちこちに小さなライトが点灯するたびボタンを押す。全部見えたら視野に欠損はないというわけだ。
この検査、集中の持続がたいへんで好きじゃないのだが、終了後に「異常ありませんでした」といわれるとすごく嬉しい。
ただ、狭い検査室に看護師さんとこもる「密」状態なので、今は中止しているらしい。
アンハッピーな驚きとは裏腹に、グッドニュースもあった。
眼底写真の撮影がえらく簡単になっていた。
以前は点眼薬で瞳孔を開かせ、その効果が長時間つづくため、夜に運転して帰宅しようとしたら対向車のライトがまぶしくてなんも見えねぇな経験をしたことがある。
ところが今回は新しい装置が入っており、点眼薬なしでいきなり撮影。テクノロジーに感謝だ。
だが本当に感謝すべきは、視神経の悪化は見られないという診察結果。
ほっとしたわ~。
今朝の散歩で久しぶりに向かったルートは、コナラの並木が美しい。
特筆すべきは、コナラ1本につき1~2匹のリスの姿が見られること。
コナラがつけるドングリの実をしっかり食べて脂肪をつけ、冬に備えている。
しょっちゅう目の前を横切るリスにペニーは興奮しっぱなしで、召使いとしては少々疲れるのだが、生命感あふれる散歩道は楽しい。
できるなら足腰が立たなくなるまでこういうところを歩き、景色を堪能したいもので、そのためにも目玉の健康を保っていきたい。
眼医者へは半年ごとに通うことになっており、次回はダッカ勤務を終えてアメリカにもどっている4月。
そのころ世界はどうなっているのだろうか。
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