Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

潜入!富裕層の「裏庭」

ワシントンDCの周辺には緑深い公園が多い。

公園というか、手付かずの原生林があちこちに残っている状態。

ポトマック川に沿って広がる Potomac Overlook Regional Park は、うちから15分のところにある。

行く前からおよその想像はついていたが、周辺には豪邸がゆったりと建ち並び、公園は富裕層のための豪快な裏庭という体だった。

 

無料の公園だから、庶民も堂々と入場できる。

一歩足を踏み入れれば、目と鼻の先が一国の首都とは信じられないほどワイルドな世界。

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ワイルドが見た目だけでないことは、ペニーの動きを見ればわかる。

やたらに興奮して地面を嗅ぎまわり、するどくターンして「足跡」を追いかける。

ミニチュアピンシャーが獲物としてきたネズミなど小動物がここには多いのだろう。 よかったね、コーフンできて。

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ぶらぶらと小径をゆけば、カジュアルだが趣味のよい洋服を着た熟年夫婦に行きあうことがある。

「裏庭」を散歩していらっしゃる。

通路はごく狭く、ことにイヌ連れだとすれ違いができないので、ペニーを座らせて道をゆずる。

ごめんあそばせ・・・

みたいな優雅なすれ違いになるよう心配りするが、相手は面白くないかもしれない。

「最近はこんなところにまでチャイニーズが来るようになったか」

なんて思っているかもしれない。

有色人種が欧米世界で感じることの多いフクザツさだ。 

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大自然のなかにいてドロドロした人間社会について考えるというのも妙なはなしだが、散歩していると自分でも驚くようなものがアタマのなかに転がり出てくることがある。

ってほどゆったり歩いていたわけじゃなく、ちょろちょろ動き回るペニーを制御するのに忙しいばかりだったが、いい時間を過ごすことができた。

複雑に折れ曲がる斜面と、いくつにも枝分かれする通路のせいで、方向感覚を研ぎ澄ましておかないと迷子になりそうな公園。

他の人間くさい公園とくらべて没入感のようなものが強くなるぶん、気分転換むきといえるだろう。

ほんまに贅沢や。

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わたしとしては、妻とペニーさえいてくれればどこに暮らしても楽しいけれど、いい公園とのめぐりあいは大歓迎。

せせこましい国の出身ということもありましてね・・・ 

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