ペニーの肌の不調をひとまず食品へのアレルギー反応ではないかと考えて調査してもらったところ、ようやく答えが来た。
彼女が強く反応するアレルギー物質はふたつあるという。
トウモロコシ
多くのドッグフードがトウモロコシを主成分とする(日本はどうだか知らない)なか、イヌによってはこれに強いアレルギー反応をおこすという。
症状は、皮膚の痒み・炎症(このため肌をしつこく舐めたり噛んだりする)、息切れ、咳、嘔吐など。
豚肉
豚肉に含まれるたんぱく質が合わないイヌはけっこういるらしい。
症状は、じんましん、大きな咳、震え、嘔吐、慢性のガス、腹部の痛み、便の変化など。
幸いにしてペニーに与えてきたドッグフードはトウモロコシをふくむ穀物が一切入っておらず、肉はチキンだけだといっているから、ひとまず安心。
おやつを調べたら、「ベーコンフレーバー」なんていう旨そうなやつがいくつかあり、豚肉が入っていた。たいへん残念だけど中止な。
ほかにたっくさんあるから堪忍してちょうだい。
ちなみにペニーの赤い斑点はほぼ収まっているが、体のあちこちをややしつこく舐めたり、爪で軽く掻いたりすることがまあまああって、これはアレルギーかもしれないし、ミニチュアピンシャーは肌が敏感だからかもしれない。それはそれで何か考えてあげなくちゃ。
以上のふたつがペニーの主なアレルギー物質で、そのほかマイルドに反応する物質がいろいろ出てきた。
マイルドに反応する食品
白米、酒造米、米ぬか、蕎麦、コーンシロップ
牛肉、バッファロー、バイソン 、七面鳥、アヒル、アヒル卵
バッファローやバイソンは異国情緒たっぷりだが、そんなもの入れたドッグフードがあるのだろうか。おそらくジャーキーにしたおやつかと。
白米がいかんといわれると思い出すのは、むかし日本の家庭の多くでご飯の残りに味噌汁ぶっかけたのを食わせていたこと。そこにタマネギが入ってたなんてこと、いくらでもあったんだろうなあ。
マイルドに反応する環境物質
カビ、蟻
カビは、地下室のような湿気のある場所に出るものや、湿ったり腐ったりした葉につくものなどがあり、空中に発散された胞子を吸入すると皮膚の痒みが出るという。
皮膚炎になってもイヌをカビから遠ざけることが難しい場合は、治療用シャンプーで頻繁に洗ったり、ステロイド系のクリームなどを使う。
蟻は、その種類にもよるだろうが、咬まれるとアレルギー反応を起こすという。重度の皮膚の痒みのほか、くしゃみ、無気力、目の充血と涙、発疹など。皮膚の治療には抗ヒスタミン剤や治療用シャンプーなどを使用。
これを予防するには蟻のいる場所に近づかないのが一番だが、蟻のいない緑地なんてものは存在しないだろう。テストで蟻アレルギーのあることが確認されたら、アレルゲン入りの注射(毎週または毎月)がすぐれた効果を発揮するという。費用はけっこうかかるようだが。
さてペニーさん、あんたはどうしようかね?
草っ原でごろごろするのが大好きだけど、実はけっこう蟻に咬まれてるんじゃないの?
痒くなったら始末は飼い主の責任?
そりゃそうだ。
がんばりまーす。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。