アメリカのコロナウィルスが特別に強力だらか大統領を筆頭に「あんなもんたいしたこたねえ」と信じる人が多いからか知らないが、4月がピークかと思われた感染者数がここへきて急増に転じている。
こうしたなか、以前は比較的健闘していた首都圏(ワシントンDC、メリーランド、バージニア)も7月に入ってかなり危険な状況になってきた。
うちではしばらく前から秘密ヘーキが活躍中。
紫外線滅菌器とでも申しましょうか、この中に身の回り品やわんこをぽいぽい放り込むと、しっかり清めてくれるという。
紫外線は昔から歯医者さんなんかで治療器具の消毒に使われてきたから、原理としては優れているはずだが、こんなくっそ高い商品に手を出す日が来るとは思いもしなかった。
箱の中は天井と床面にLEDが仕込まれており、光線をめいっぱい反射させるため全体が銀色になっている。
ここにマスクやら携帯電話やら身に着けたものを入れてスイッチを入れると、3分で滅菌される。
ちなみに日本では滅菌(菌を全滅させる)、殺菌(菌を殺すが全滅まではさせない)、除菌(菌をある程度ぬぐい取ることで清浄度を保つ)といった用語づかいがルール化されているが、アメリカで Sterilize(滅菌)がどのレベルで使われているのかは知らない。
滅菌といっても、ただ放り込むだけで完璧にやってくれるわけではなく、紫外線がしっかり当たらなければ効果が出ないので、マスクなどシワになりやすいものはひっくり返して二度照射をしている。
コロナ対策ばかりでなく、たとえばペニーのハーネスを入れると臭いがある程度とれるので重宝しており、そのうちオットも入ったらなんて言われるかもしれない。
そういえば、日本でダイアモンドプリンセス号の騒動がおきたとき、現場に入って活躍した自衛隊員にひとりの感染者も出なかったのは、生物化学兵器への対応訓練に加え、紫外線滅菌をしっかりやった成果だという話を聞いたことがある。どんなレベルの装置だったかは知らないけど。
今後のことを考えると、携帯用もひとつ買っておいたほうがいいかもしれない。いずれは今より外に出るときが来るが、用心が必要なことに変わりないだろうし、増してやダッカへ戻ることがあれば用心3倍しても足りない・・・ってアメリカでそれ言うかみたいな。
なんにせよ、とんでもない時代になったねえ。
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